どうもです。
SNSなどを見ていると、趣味で作品をアップして沢山の「いいね」を集めていた人が、いつの間にかショップを立ち上げて成功している!
そんなシーンをよく見かけます。
そういうのを見るたびに「世の中には色々な稼ぎ方があるな」と感心し、今後は何を活かしたビジネスが流行ってくるのだろうかと疑問になります。
これからの時代、どんな事に需要が集まり、どんな人達が成功していくのか、そんな事を教えてくれる面白い本を読んだので、今回紹介します。
この本の内容とポイント
この本を端的にまとめると次のような感じです。
- 「稼ぐこと」より「夢中になれること」を重視しており、周りにモノが溢れかえっている今の世代やAIがこれから発達していくこの世界、今後どんな能力が必要で、またどういった事に対して人がお金を払うようになっていくか。
- またそんな時代でも、今と変わらず大切なモノは何なのかが書いてある。
- 今後どういった事に力を入れていけば良いか迷っている方の一助になる。
そして重要だと思ったポイントを個人的にまとめたのがコチラ
- 今の「乾けない世代」で重要視されてるのは「いくら稼ぐか」ではなく「夢中になれるか」
- AIが発展してくるこれからの時代、求められるのは人の好きを突き詰めたもの
- 自分の強みとは「労力の割に人に感謝される」ところにある
- クリエイティブな挑戦はお互い「相手に任せて大丈夫」という信頼関係から生まれる
読んでいて気になった部分のメモ
現代人の特徴
- 昔と違い、今の世代は快楽などに飢えることのできない ” 乾いた世代 “。
乾いた世代は「良好な人間関係」や「意味合い」を重視しており、仕事よりも個人や友人との時間を重要視する。
「いくら稼ぐか」より「夢中になってできるか」を大切にする傾向がある。
著者の「乾いた世代」は非常に的を得た表現だと思う。
確かに、会社の飲み会に対するスタンスとでも顕著に現れている気がする。
- 世の中には必要最低限度のモノは溢れかえっている。そのため、モノを与えるだけでなく、それを使って「どう遊ぶか」まで提案する必要がある。
相手の潜在的なニーズを考えることが必要になってくる
今、必要とされている能力
- 今、必要とされている能力は「課題遂行能力」より「課題発見能力」
- 人は自分ではできないことをしてくれる相手に感謝し、またお金を払う。
故・岩田聡元社長の
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 より引用
「”労力の割に周りが認めてくれること” が、きっとあなたに向いていること。それが “自分の強み”を見つける分かりやすい方法だ」
という名言があります。自分が楽にできてしまうことは、本人にとって当たり前すぎて価値を感じないために、なかなか気づけないもの
- これからは単純な仕事はAIに取って代わられる。AIでも代替不可能なものは「嗜好性」。「偏愛」が重要になってくる。
これからは「他人から見れば非効率かもしれないけど、私はどうしてもこれをやりたい」という、偏愛とも言える嗜好性を、個人がどれだけ大事に育て、それをビジネスに変えていけるかが資本になっていくのです
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 より引用
- 個人の突き詰めた「好き」に対して、共感してくれる人が「ありがとう」とお金を払うようになっていく。
- その偏愛を育てるためにはまずはひたすらアウトプットすることを考えずに、好きなことに没頭するべき!
個人的にはここでネット上の自分より上手い人と無理に比較しないことが大切だと思う。
比較して「自分には才能ないな……」とか思うとつまらなくなって、続かなくなる。
信頼の重要性
- 仕事と遊びの境界がなくなってくる時代だからと言って好き放題ではダメ。信頼は今まで通り重要。
人との関わりが重要なのは今後も変わらない。
- 自分にできないことは、人に「信頼」して任せることが重要。
「信頼」して任せることが大切。代わりに自分のできる仕事を頑張る!
- 相手に信頼されるには、まずこちらが最初に相手を信頼しなくてはダメ。
信頼されるためにはこちらか率先して色々と打ち明けていく必要がある。
- クリエイティブなチャレンジは相手も自分も「身を預けても大丈夫」と感じられるほどの信頼がある環境でこそ生まれる。
失敗しても受け止めてくれる「心理的安全性」が必要。
さいごに
今回は「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」について簡単にご紹介しました。
色々なビジネスモデルが出てくる中、これからの時代は人の「好き」を突き詰めたものに対して、お金を払う時代になってくるという予測が、個人的には興味深く、納得いくものでもありました。
副業をする人が増えている昨今、今後自己啓発として力を入れていくべきなのは、自分が好きを突き詰めることなのかも知れません。
本書では他にも興味深い知見やためになる情報が沢山ありますので、一度実際に手にとって読んでみてはいかがでしょうか?
それでは、また。
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